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ジャガーミシン修理、JAGUA MATE MARKⅢ修理、ジャガーメイト修理、ジャガーミシン メイト・マ―クⅢオーバーホール、丸善メイト修理・オーバーホール、丸善ジャガーミシン修理

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。

今回オーバーホールするミシンは、ジャガーミシン メイト・マ―クⅢです。


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こちらのジャガーミシン メイト・マ―クⅢは、50年位前に製造された電動ミシンで、釜の仕様は垂直半回転式となっております。 
長い間愛用されてきたこちらのミシン、これまで一度も点検をしたことがないとの事で、オーバーホールをご希望されました。それでは早速、分解していきます。


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こちらは針棒部分を上部から見たところです。


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こちらが垂直半回転式の釜部分です。


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底部のパネルを外した下軸周り全容です。


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外装パーツの分解が全て完了しました。


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針棒周り、上部、下部モータ周りをクリーニングしていきます。
油分が少々不足し錆も少し見受けられましたが、特に大きな問題はありませんでした。


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こちらは釜ギヤー部の画像です。2つのギヤーが金属製となっていることから多量に塗布されたグリス(油)が、経年劣化により酸化しているので除去します。


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外装及び内部、全てのクリーニングが完了しました。


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針棒周り、上部、下部の駆動部に注油、グリスアップします。


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釜ギヤー部には多量のグリスを塗布していきます。


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電球コードを結束するバンドが破損していたので交換します。


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ボタンホールも綺麗な縫い上がりです。


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釜の剣先先端の針傷及び針板の針傷を研磨し、各部固定ネジの増し締め、グリスアップ、試縫いを終え、全ての作業が完了しました。 


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今回のメイト・マ―クⅢは、50年程度経過した古いモデルでしたが経年劣化も少なく、運転音も静かで縫い味も良好でしたので、この先も活躍を期待できるミシンでした。


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ちなみに、こちらは土台の足ゴムです。何十年も経過したとは思えない新品のように綺麗な状態を維持していることにとても驚きました。純度の高い素材を使用していたことが伺えます。


このように30年~50年と経過した旧型のミシンも、修理やオーバーホールをすることでまだまだ現役として使うことができます。
旧型のミシンをお持ちの方は是非当店へご相談ください。


使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
修理問い合わせはこちら

2023 11 28 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


シンガールミナ3000  ルミナ ルミナシリーズ シンガー日鋼製ルミナ3000 シンガーハッピージャパン モニカピクシー シンガー修理 シンガーミシン修理 シンガーモナミ シンガー日鋼株式会社

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。

今回、修理・オーバーホールするミシンは、シンガーミシン・ルミナ3000です。
こちらのモデルは1994年に発売された29年前のコンピューターミシンとなります。
久しぶりにミシンを使用したところ、針の上下の動きが不安定で、はずみ車も重いとの症状からご相談をいただき、当店(東京/杉並区)に持ち込みをされました。


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それでは早速、分解していきます。


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こちらは上部の針棒周りと、はずみ車周りの画像です。
針棒周辺にはホコリや劣化したグリスの付着が見受けられます。


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釜部分には広範囲に多くの綿ホコリが付着しています。


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こちらは下軸部周りの画像です。
ホコリの付着は少なく綺麗な状態を維持していますが、グリスが劣化してガム状になっています。


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外装部品を全て分解し、洗浄していきます。


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こちらは針棒クランク部の画像です。
針の動きが悪い原因は針棒クランク部にあると判断し、こちらを分解してみます。


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針棒の振複部もクリーニングして、分解します。


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針棒クランク部を分解してみると、駆動箇所から黒い液が出ていることが確認できます。
針棒クランク側の穴内側に歪みが生じている為、新品部品に交換をします。


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こちらはモーター側のベルトテンショナー部分です。劣化してガム状に
なっているグリスを除去します。


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こちらは送り機構の送りギヤー部分です。付着している乾いたグリスや変色した油分を除去します。


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クリーニングを済ませた針棒クランクのパーツ類です。


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下糸巻きゴムには、劣化によるヒビ割れが生じていましたので交換します。


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加工前
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加工後
針板に生じた針傷も研磨して整えます。


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試縫いを行い、良好な縫い目を確認できました。


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グットデザイン賞シールも貼り直します。


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針棒クランク及び下糸巻きゴム輪の交換、針基線位置調整、グリスアップ、固定ネジの増し締め、試縫いなど全ての作業が完了しました。 

このように30年、50年と経過した旧型のミシンでも、修理・オーバーホールをすることでまだまだ現役として活躍できます。
旧型のミシンをお持ちの方は、ぜひ当店へご相談ください。

使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
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2023 10 28 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


エルナミシン・eina air electronic SU・エアーエレクロニックsu・エルナミシン修理・オーバーホール・スイス製einaミシン・伊藤忠商事・エルナロータス・エルナステラ・eina Stella ・einaミシン・エルナミシン・スイス製エルナミシン・エルナ伊藤忠商事

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はエルナミシン・エアーエレクロニックSUの修理とオーバーホールを行います。


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こちらのエアーエレクロニックSUは、ロータスやステラといったエルナミシンの小型系モデルに対して、金属製釜やエアー式フットコントローラーなどを備えたレギュラーサイスのモデルとなります。


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お客様より、使用していたら急に止まり、はずみ車も回らなくなってしまったとの事でご相談をいただき、当店(東京都/杉並区)にお持ち込みをされました。
早速、外装部品を外してクリーニングをしていきます。


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こちらは中釜を外した状態の釜部の画像となります。ホコリの蓄積や汚れなどが見られます。


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上部を見てみると、ホコリや汚れ、錆が多く見られ、油分もかなり少ない状態になっておりました。


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こちらは下軸部の画像です。油分は少ないように見受けられますが、良好な状態を維持しています。


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右側から見た画像です。エルナsuは、モーターの動力をベルトで伝える一般的な仕組みとは異なり、モーターの動力をゴム輪を介してはずみ車に伝える仕組みとなってます。
ゴム輪に経年劣化が見られるため、正常に作動するかは不明な状態です。


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外装備品を全て取り外し、分解してクリーニングします。


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こちらはクリーニング作業中の画像です。クリーニング剤を使用して洗浄すると、痛みが酷い場合には黒っぽい液が出てきますが、今回は茶系色の液なので予想よりは痛みは少ないようです。


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今回動きが悪くなった原因は、この部分にあります。
針棒を振複させる軸が固着してしまった為、針が左右に振れない状態になっておりました。
針棒ユニットを分解し、固着部を研磨してクリーニングします。


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モーターの動力をはずみ車に伝える駆動ゴム輪の部分です。弾力性がなくなり、劣化が進んでいます。


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全てのクリーニングが完了しました。


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上部の画像

 
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下軸部の画像


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釜部の画像
各部に注油及びグリスアップします。


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張力調整を行い、糸調子も改善し綺麗に縫えるようになりました。


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各部点検、試縫いを行い全ての作業が完了しました。
エルナミシンは生産終了後25年以上経過した今でも愛用者が多く、当店でも年間数十件の修理、オーバーホールのご依頼をいただいております。

使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
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2023 10 13 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


エルナミシン ステラの修理・オーバーホール エルナミシン修理 エルナミシンオーバーホール スイス製eina Stella einaミシン エルナミシン 伊藤忠商事 エルナミシンロータス エルナステラ スイス製エルナミシン・スイス製einaミシン修理 伊藤忠商事エルナ

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回は修理・オーバーホールするミシンはエルナミシン・ステラ(Stella)です。


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使用されている時にミシンの針が折れてしまい、それ以降はずみ車が1回転しなくなってしまったとのご相談をいただき、東京/杉並のショールームに来店されました。

早速、作業に取り掛かります。
破損個所

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開閉フラップの固定爪4カ所の内、2カ所が折れてしまっている状態です。


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糸案内の金具がぐらぐらしており、裏側でガムテープを用いて補修して使用されていました。


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まず外装を全て取り外し、クリーニングします。


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上側から見たところです。


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下側の軸部分です。
いずれも多少の摩擦汚れが見受けられますが、コンディションは良いと言えます。


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こちらがStellaに搭載されているメインモーターとなります。ブラシ接触部のコンミュテーターに煤の付着が見受けられ、回転数低下などの原因となることがあります。


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全て分解のうえ、クリーニングをいたします。


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クリーニングを終えた画像となります。
コンミュテーター部は表面を研磨、鏡面磨きを施し、アマチュア部にはグリスアップを行ない、新品のような光沢となりました。


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全てのクリーニングが完了しました。


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各駆動部に注油及びグリスアップをします。


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固定金具が無くなりぐらついていた糸案内は、中古の保有パーツを用いて固定します。


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爪部が破損していた開閉フラップ部は接着材で爪を固定し、更に成型板を用いて肉付けをして補修します。


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上糸・下糸の張力を調整し、試縫いをします。縫い上がりも良好が状態です。


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針基線位置を修正し、下糸巻きのゴム輪を交換、切り替えカムに見られた半固着を除去いたしました。合わせて各部点検、固定ネジの増し締め、グリスアップ、試縫いなど行い、全ての作業が完了しました。 

30年から50年位経過した旧型のミシンであっても、修理、オーバーホールすることでまだまだ現役で使用することができます。
旧型のミシンをお持ちの方は、お気軽に当店へご相談ください。

使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2023 09 02 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


リッカーミシン・RW-6Eの修理・オーバーホール リッカーミシン修理 B3C B-3 B5 RFA-40 RFA-80 A303 A1000 RZ1600 RICCARミシン リッカーマイティ マイティ40 マイティ80 マイティ1000 マイティ777  

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はリッカーミシン・RW-6E型を修理・オーバーホールです。


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こちらは50年以上前のリッカーRW-6Eと言う直線専用ミシンです。
花嫁道具の1つとして長年愛用されているミシンが突然動かなくなってしまったとの事で、東京/杉並区のショールームに来店されました。
早速、作業をしてみます。

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こちらはクリーニング前の下側部分の写真となります。
汚れはそれなりにありますが錆は見受けられず、50年以上前のモデルとしては状態が良いと言えます。

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外装部品を全て取り外し、分解します。

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針板を外したところ、送り歯の隙間に大量の綿ゴミが付着していました。

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上部も状態は良く、多少のホコリが見受けられる程度です。

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上部の鉄棒クランク側は容易にクリーニングできましたが、
上部右側のプーリー・下糸巻き軸周辺には多くの汚れの付着しておりました。
蓄積汚れは洗浄剤を用いて全て取り除きます。

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下側部も、上部同様に洗浄剤を用いて蓄積汚れを全て除去します。

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外装から内部及び固定ネジも含め、全ての洗浄クリーニングが完了しました。


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上部の下糸巻き軸部分の画像です。
通常は、糸巻き軸の下側に取り付けられたゴム輪をプーリーの縁に接地させる事で回転させる構造が一般的ですが、こちらのモデルは糸巻き軸の下側のギヤーとプーリー側のギヤーが噛み合って回転させる珍しい構造となっております。


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各駆動部に注油・グリスアップします。

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釜部も綺麗に洗浄クリーニングできました。

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今回動かなくなってしまった原因はメインモーターの通電不良だった為、
メインモーター、モーターベルトを交換しました。


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従来、電動ミシンのスタート/ストップはフットコントローラー式が一般的ですが、こちらのミシンはけん盤型コントローラー式となっております。

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針板の針傷を研磨し、総点検を終えた後に試縫いテストを行いました。
50年以上前のミシンですが、縫い上がりも良好な状態と言えます。

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劣化部品の交換、内部及び外装の洗浄クリーニング、各部点検、注油、グリスアップ、固定ネジの増し締め、試縫いなど全ての作業が完了しました。   

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2023 07 31 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)




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