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JUKI 職業用ミシン TLシリーズ TL-25・30系の不具合解消法 ミシン針が何かに当たり、はずみ車が1回転できない!!!

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回は、JUKI 職業用ミシンTLシリーズ25・30系での不具合確認・解消法
糸絡み後、ミシン針が何かに当たり、はずみ車が1回転できない!!!確認方法、対処法を今回、記事にします。


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JUKI職業用ミシンで帆布縫い、厚地縫いで糸絡みや針が急停止し再度、縫おうとしたらはずみ車が1回転しない不具合があります。
原因の1つとして釜止め金具の脱落があります。


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見やすいように一部分解し、正面から見た正常な中釜と釜止め金具の固定位置です。
釜止め金具の脱落とは、職業用ミシンの釜部分は外釜と中釜の2つがあり、外釜は全回転し、中釜は釜止め金具で所定位置に固定されています。
中釜に凹と釜止め金具の凸がこのように溝内の範囲で動くのが正常です。


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上側からの画像です。
中釜の固定溝が真上位置にミシン針が下方向へ下がるための穴(長方形状)が開いています。
固定溝の位置が違うと針が中釜に当たりはずみ車が1回転できないようになります。


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釜止め金具が中釜の溝から外れた画像例です。
中釜溝が左方向へずれています。
この状態ですと中釜が自由に動き、ミシン針が中釜に当たる状態になります。

対処法
JUKI 職業用ミシンTLシリーズ25・30系の釜止め金具の脱落はご自身で対処可能な作業なので順序をお教えします。 
作業は底側から行います。


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最初に電源を切り、ミシン針、針板を外します。


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底側の釜下カバーを外します。


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釜止め金具の固定ネジ(プラスネジ)1箇所を緩めます。


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画像は中釜の固定溝が左側になっている状態です。
中釜を所定位置まで指で回し、移動します。


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大まか所定位置まで移動した画像です。位置的には中釜の溝が真上位を目安にしてください。


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中釜に凹と釜止め金具の凸がこのように固位置になっているか確認し、糸抜け用に凸凹の間に隙間を開けます。


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隙間を確認後、釜止め金具の固定ネジ(プラスネジ)を締め付けます。


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固定後、はずみ車を反時計回りに1回転回し、回転すれば完了です。
※釜が回転するようになっても目飛びや異音が出る場合・作業自体に自信がない方・目の悪い方はミシンショップやミシン専門店で回復修理されることをお勧めします。

2019 09 06 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)




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