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SINGERミシン・モデル936、シンガーミシン モナミ  モナミ・ヌウ、ルミナ、ヴィバーチェ、リル モニカ、モニカピクシー、VIVACE

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当石黒です。
今回はシンガーミシン・モデル936の修理、オーバーホールを行います。


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このシンガーミシンは40年以上前のモデルですが内釜にボビンを入れたままボビンに下糸が巻ける「マジックボビン仕様」です。
故障個所は全体的に動きが重い、電源差し込み口が固定しない、動くとの事です
早速、分解してみます。


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外装部を全て外します。


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下軸部・釜ギヤー側です。ギヤー割れやクラッグはありませんでしたが駆動ギヤーのグリスの硬化、ガム状になっています。

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下軸部・メインモーター側です。 メインモーターは3か所固定ですがゴム素材を使ったラバーマウント部が経年劣化により固定できていない状態です。

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メインモーターを外すとこのように茶色の粉の付着はありますがラバーマウントは跡形もありません。


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上軸部です。全体的に痛みは少ないようです。

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クリーニング後の全体画像です。


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下部・モーター側クリーニング後、メインモーターの固定穴に適したゴム材と加工、マウント固定後の画像です。
しっかり固定されました。※純正部品の供給不可のため当社保有のリサイクル部品から調達しました。


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上下部、各部注油/グリスアップします。


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こちらがマジックボビンです。
手前左側のレバーを左にスライドさせると下糸巻きモードに切り替わります。
テストでは下糸巻きができました。 


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試縫いテスト・・40年以上前のミシンですが縫い上がり、運転音も良好です。


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劣化部品の交換。駆動部の半固着除去、糸絡み除去、各部点検、固定ネジの増し締め、注油/グリスアップ、試縫いなど全て完了しました。 20年から40年前のミシンでもギヤー割れが無い限りクリーニングや汎用部品交換でまだまだ使えるミシンがたくさん有ると思います。旧ミシンをお持ちで調子が悪い方は当店へ相談ください。


使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2021 12 02 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)




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