【ジャガー電動ミシン KJM1301W KJM-1301/W のトラブル対処方法】 自動針穴通し不良、自動糸通し不良、針穴通しが上手くできない、針通し不良、針穴に糸が通らない、針穴通しができない
こんにちは! ミシンの病院医院長 1級縫製機械整備士の早乙女です。
「ジャガー電動ミシンKJM1301W KJM-1301/W 」には自動針穴通し機能が付いていますが針穴に糸が通らない、自動糸通しが上手くできないなどの相談があります。
ご自身で解消できる場合もありますので参考にしてください。
ミシン針の曲がりのおそれもありますので新しいミシン針(平針/HA11番)を交換します。
※ミシン針はHA11番以外、(9番・14番など)使わないようにしてください。
【必要な工具】
・拡大鏡/虫めがね (糸通しフックは小さいため拡大しないと見えづらいので必ず必要です。)
・細目のプラスドライバー
・カッターナイフ又は細いマイナスドライバーの3点が必要となります。
※カッターナイフの方が薄くて使いやすいのでお勧めします。
確認してみます。
右側面のはずみ車を反時計回りで、針棒を一番高い位置にします。
自動糸通しレバーを下げます。
下げた状態でレバーを回転させ、針通しフック(槍状)が針穴の中に貫通しているか確認します。
この時に拡大鏡/虫めがねで確認します
正常なフック位置の画像です。
このように通しフック(槍状)が穴に貫通しているか?確認ください。
不具合画像・・・見えづらいですが糸通しフックは針穴の右側に反れています。
【フックの高さは問題ないが左右にずれている修正方法】
修正方法⓵
ミシン針を外し、フックの隙間にカッターナイフや細目のマイナスドライバーなどを根本まで差し込み、軽い力でフック曲げて修正します。
修正後、再度ミシン針を付けて針穴に貫通しているか確認します。
針穴にフックが貫通していない場合は再修正します。
修正方法②
KJM1301のの糸通しフックには左右に調整できる固定ネジがあります。
細いプラスドライバーで固定ネジを反時計方向へ回し、少し緩めます。
板状の金具を左右に動きますので、フックが針穴の貫通する位置に拡大鏡/虫めがねを使い、微調整をします。
フック位置が合いましたら固定ネジを締めます。
最後にミシン糸が針穴に通れば完了です。
参考画像
13
PS205Xの分解したフック部です。
このように曲がり/捻じれがある場合にはスムーズに糸が引っ張れないため交換となります。
※フック固定板の左右調整範囲を超えている場合やフック潰れや変形がある場合も交換となります。
※今回の記事でうまく調整できない場合には販売店にご相談ください
< 使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!
■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーダイヤル)
FAX : 03-3329-5567
修理問い合わせはこちら
投稿者 saotome : 2024年12月14日 16:16
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://mishin-hos.com/mt/mt-tb.cgi/109
コメント
このページへのご意見、ご感想、ご要望などコメントをお願い致します。
|