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㈱ジューキ・修理、ベビーロック・アーチザン300、株式会社ジューキ・アーチザン300修理オーバーホール、BL3-437、BL3-406、BL3-408、BL2-200系、BL3-438、 ㈱ジューキ・オーバーホール

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回修理・オーバーホールするミシンは、㈱ジューキ・ベビーロック・アーチザン300です。


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こちらのミシンは㈱ジューキ製の1本針3本糸仕様のロックミシンで、購入されたのは30以上年前とのことです。
不具合内容は動きが重く、縫い目にならないとのことで、東京/杉並区の当社にお持ち込みされました。


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それでは早速分解していきます。


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針板を外すと隙間にほこりが挟まっていました。


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モーターベルトは経年劣化が生じており、まわりには黒っぽい粉が付着しています。


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外装パーツを分解していきます。


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内部の機構部は錆も無く良い状態を維持していますが、油分はほとんどなくなっています。


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こちらは送りカムの機構部ですが、やはり油分はほとんどなくなっていました。


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ルーパー駆動部には、酸化したグリスが多く付着していたので除去していきます。


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外装部、内部共にクリーニングが完了し、汚れもすっかり綺麗に落ちました。


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送りカムは経年劣化により動きがが悪くなっていいる為、新しい送りカムに交換します。


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送りカムの動きが悪い状態のままミシンが稼働していたことから、送りタイミングにズレが生じていましたので調整します。


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各駆動部に注油・グリスアップします。


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ひび割れが生じた押さえレバー(左側)も新品(右側)に交換します。


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各張力を調整し、数種類の素材を使用して試縫いを行ないます。


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劣化していた部品(押さえレバー、モーターベルト、送りカム)の交換、ルーパー先端の針傷の研磨、送りタイミングの調整、各部固定ネジの増し締め、グリスアップ、試縫いなど、全ての作業完了しました。 

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーダイヤル)
FAX : 03-3329-5567
修理問い合わせはこちら

2023 12 22 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャガーミシン修理、JAGUA MATE MARKⅢ修理、ジャガーメイト修理、ジャガーミシン メイト・マ―クⅢオーバーホール、丸善メイト修理・オーバーホール、丸善ジャガーミシン修理

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。

今回オーバーホールするミシンは、ジャガーミシン メイト・マ―クⅢです。


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こちらのジャガーミシン メイト・マ―クⅢは、50年位前に製造された電動ミシンで、釜の仕様は垂直半回転式となっております。 
長い間愛用されてきたこちらのミシン、これまで一度も点検をしたことがないとの事で、オーバーホールをご希望されました。それでは早速、分解していきます。


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こちらは針棒部分を上部から見たところです。


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こちらが垂直半回転式の釜部分です。


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底部のパネルを外した下軸周り全容です。


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外装パーツの分解が全て完了しました。


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針棒周り、上部、下部モータ周りをクリーニングしていきます。
油分が少々不足し錆も少し見受けられましたが、特に大きな問題はありませんでした。


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こちらは釜ギヤー部の画像です。2つのギヤーが金属製となっていることから多量に塗布されたグリス(油)が、経年劣化により酸化しているので除去します。


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外装及び内部、全てのクリーニングが完了しました。


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針棒周り、上部、下部の駆動部に注油、グリスアップします。


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釜ギヤー部には多量のグリスを塗布していきます。


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電球コードを結束するバンドが破損していたので交換します。


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ボタンホールも綺麗な縫い上がりです。


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釜の剣先先端の針傷及び針板の針傷を研磨し、各部固定ネジの増し締め、グリスアップ、試縫いを終え、全ての作業が完了しました。 


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今回のメイト・マ―クⅢは、50年程度経過した古いモデルでしたが経年劣化も少なく、運転音も静かで縫い味も良好でしたので、この先も活躍を期待できるミシンでした。


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ちなみに、こちらは土台の足ゴムです。何十年も経過したとは思えない新品のように綺麗な状態を維持していることにとても驚きました。純度の高い素材を使用していたことが伺えます。


このように30年~50年と経過した旧型のミシンも、修理やオーバーホールをすることでまだまだ現役として使うことができます。
旧型のミシンをお持ちの方は是非当店へご相談ください。


使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
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2023 11 28 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


シンガールミナ3000  ルミナ ルミナシリーズ シンガー日鋼製ルミナ3000 シンガーハッピージャパン モニカピクシー シンガー修理 シンガーミシン修理 シンガーモナミ シンガー日鋼株式会社

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。

今回、修理・オーバーホールするミシンは、シンガーミシン・ルミナ3000です。
こちらのモデルは1994年に発売された29年前のコンピューターミシンとなります。
久しぶりにミシンを使用したところ、針の上下の動きが不安定で、はずみ車も重いとの症状からご相談をいただき、当店(東京/杉並区)に持ち込みをされました。


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それでは早速、分解していきます。


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こちらは上部の針棒周りと、はずみ車周りの画像です。
針棒周辺にはホコリや劣化したグリスの付着が見受けられます。


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釜部分には広範囲に多くの綿ホコリが付着しています。


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こちらは下軸部周りの画像です。
ホコリの付着は少なく綺麗な状態を維持していますが、グリスが劣化してガム状になっています。


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外装部品を全て分解し、洗浄していきます。


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こちらは針棒クランク部の画像です。
針の動きが悪い原因は針棒クランク部にあると判断し、こちらを分解してみます。


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針棒の振複部もクリーニングして、分解します。


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針棒クランク部を分解してみると、駆動箇所から黒い液が出ていることが確認できます。
針棒クランク側の穴内側に歪みが生じている為、新品部品に交換をします。


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こちらはモーター側のベルトテンショナー部分です。劣化してガム状に
なっているグリスを除去します。


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こちらは送り機構の送りギヤー部分です。付着している乾いたグリスや変色した油分を除去します。


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クリーニングを済ませた針棒クランクのパーツ類です。


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下糸巻きゴムには、劣化によるヒビ割れが生じていましたので交換します。


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加工前
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加工後
針板に生じた針傷も研磨して整えます。


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試縫いを行い、良好な縫い目を確認できました。


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グットデザイン賞シールも貼り直します。


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針棒クランク及び下糸巻きゴム輪の交換、針基線位置調整、グリスアップ、固定ネジの増し締め、試縫いなど全ての作業が完了しました。 

このように30年、50年と経過した旧型のミシンでも、修理・オーバーホールをすることでまだまだ現役として活躍できます。
旧型のミシンをお持ちの方は、ぜひ当店へご相談ください。

使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
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2023 10 28 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


エルナミシン・eina air electronic SU・エアーエレクロニックsu・エルナミシン修理・オーバーホール・スイス製einaミシン・伊藤忠商事・エルナロータス・エルナステラ・eina Stella ・einaミシン・エルナミシン・スイス製エルナミシン・エルナ伊藤忠商事

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はエルナミシン・エアーエレクロニックSUの修理とオーバーホールを行います。


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こちらのエアーエレクロニックSUは、ロータスやステラといったエルナミシンの小型系モデルに対して、金属製釜やエアー式フットコントローラーなどを備えたレギュラーサイスのモデルとなります。


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お客様より、使用していたら急に止まり、はずみ車も回らなくなってしまったとの事でご相談をいただき、当店(東京都/杉並区)にお持ち込みをされました。
早速、外装部品を外してクリーニングをしていきます。


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こちらは中釜を外した状態の釜部の画像となります。ホコリの蓄積や汚れなどが見られます。


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上部を見てみると、ホコリや汚れ、錆が多く見られ、油分もかなり少ない状態になっておりました。


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こちらは下軸部の画像です。油分は少ないように見受けられますが、良好な状態を維持しています。


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右側から見た画像です。エルナsuは、モーターの動力をベルトで伝える一般的な仕組みとは異なり、モーターの動力をゴム輪を介してはずみ車に伝える仕組みとなってます。
ゴム輪に経年劣化が見られるため、正常に作動するかは不明な状態です。


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外装備品を全て取り外し、分解してクリーニングします。


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こちらはクリーニング作業中の画像です。クリーニング剤を使用して洗浄すると、痛みが酷い場合には黒っぽい液が出てきますが、今回は茶系色の液なので予想よりは痛みは少ないようです。


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今回動きが悪くなった原因は、この部分にあります。
針棒を振複させる軸が固着してしまった為、針が左右に振れない状態になっておりました。
針棒ユニットを分解し、固着部を研磨してクリーニングします。


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モーターの動力をはずみ車に伝える駆動ゴム輪の部分です。弾力性がなくなり、劣化が進んでいます。


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全てのクリーニングが完了しました。


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上部の画像

 
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下軸部の画像


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釜部の画像
各部に注油及びグリスアップします。


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張力調整を行い、糸調子も改善し綺麗に縫えるようになりました。


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各部点検、試縫いを行い全ての作業が完了しました。
エルナミシンは生産終了後25年以上経過した今でも愛用者が多く、当店でも年間数十件の修理、オーバーホールのご依頼をいただいております。

使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
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2023 10 13 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


エルナミシン ステラの修理・オーバーホール エルナミシン修理 エルナミシンオーバーホール スイス製eina Stella einaミシン エルナミシン 伊藤忠商事 エルナミシンロータス エルナステラ スイス製エルナミシン・スイス製einaミシン修理 伊藤忠商事エルナ

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回は修理・オーバーホールするミシンはエルナミシン・ステラ(Stella)です。


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使用されている時にミシンの針が折れてしまい、それ以降はずみ車が1回転しなくなってしまったとのご相談をいただき、東京/杉並のショールームに来店されました。

早速、作業に取り掛かります。
破損個所

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開閉フラップの固定爪4カ所の内、2カ所が折れてしまっている状態です。


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糸案内の金具がぐらぐらしており、裏側でガムテープを用いて補修して使用されていました。


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まず外装を全て取り外し、クリーニングします。


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上側から見たところです。


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下側の軸部分です。
いずれも多少の摩擦汚れが見受けられますが、コンディションは良いと言えます。


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こちらがStellaに搭載されているメインモーターとなります。ブラシ接触部のコンミュテーターに煤の付着が見受けられ、回転数低下などの原因となることがあります。


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全て分解のうえ、クリーニングをいたします。


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クリーニングを終えた画像となります。
コンミュテーター部は表面を研磨、鏡面磨きを施し、アマチュア部にはグリスアップを行ない、新品のような光沢となりました。


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全てのクリーニングが完了しました。


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各駆動部に注油及びグリスアップをします。


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固定金具が無くなりぐらついていた糸案内は、中古の保有パーツを用いて固定します。


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爪部が破損していた開閉フラップ部は接着材で爪を固定し、更に成型板を用いて肉付けをして補修します。


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上糸・下糸の張力を調整し、試縫いをします。縫い上がりも良好が状態です。


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針基線位置を修正し、下糸巻きのゴム輪を交換、切り替えカムに見られた半固着を除去いたしました。合わせて各部点検、固定ネジの増し締め、グリスアップ、試縫いなど行い、全ての作業が完了しました。 

30年から50年位経過した旧型のミシンであっても、修理、オーバーホールすることでまだまだ現役で使用することができます。
旧型のミシンをお持ちの方は、お気軽に当店へご相談ください。

使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
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2023 09 02 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


リッカーミシン・RW-6Eの修理・オーバーホール リッカーミシン修理 B3C B-3 B5 RFA-40 RFA-80 A303 A1000 RZ1600 RICCARミシン リッカーマイティ マイティ40 マイティ80 マイティ1000 マイティ777  

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はリッカーミシン・RW-6E型を修理・オーバーホールです。


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こちらは50年以上前のリッカーRW-6Eと言う直線専用ミシンです。
花嫁道具の1つとして長年愛用されているミシンが突然動かなくなってしまったとの事で、東京/杉並区のショールームに来店されました。
早速、作業をしてみます。

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こちらはクリーニング前の下側部分の写真となります。
汚れはそれなりにありますが錆は見受けられず、50年以上前のモデルとしては状態が良いと言えます。

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外装部品を全て取り外し、分解します。

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針板を外したところ、送り歯の隙間に大量の綿ゴミが付着していました。

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上部も状態は良く、多少のホコリが見受けられる程度です。

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上部の鉄棒クランク側は容易にクリーニングできましたが、
上部右側のプーリー・下糸巻き軸周辺には多くの汚れの付着しておりました。
蓄積汚れは洗浄剤を用いて全て取り除きます。

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下側部も、上部同様に洗浄剤を用いて蓄積汚れを全て除去します。

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外装から内部及び固定ネジも含め、全ての洗浄クリーニングが完了しました。


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上部の下糸巻き軸部分の画像です。
通常は、糸巻き軸の下側に取り付けられたゴム輪をプーリーの縁に接地させる事で回転させる構造が一般的ですが、こちらのモデルは糸巻き軸の下側のギヤーとプーリー側のギヤーが噛み合って回転させる珍しい構造となっております。


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各駆動部に注油・グリスアップします。

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釜部も綺麗に洗浄クリーニングできました。

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今回動かなくなってしまった原因はメインモーターの通電不良だった為、
メインモーター、モーターベルトを交換しました。


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従来、電動ミシンのスタート/ストップはフットコントローラー式が一般的ですが、こちらのミシンはけん盤型コントローラー式となっております。

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針板の針傷を研磨し、総点検を終えた後に試縫いテストを行いました。
50年以上前のミシンですが、縫い上がりも良好な状態と言えます。

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劣化部品の交換、内部及び外装の洗浄クリーニング、各部点検、注油、グリスアップ、固定ネジの増し締め、試縫いなど全ての作業が完了しました。   

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
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2023 07 31 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャノメミシン・マリーナー366型 修理・オーバーホール トピア エクセル メモリークラフト ニューホーム センサークラフト プレール

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はジャノメミシン・マリーナー366型 修理・オーバーホールです。

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こちらのミシンは、60年以上前に発売されたジャノメ製の直線専用機です。
本来は作業台仕様のミシンですが、ポータブルミシンに改造されているようです。

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使用されている方は80才を超える方で、長く大切に使用されていたようですが、しばらくぶりに使用したところ、
ランプは点灯し通電するが動かないとの事でした。
早速、作業に取り掛かります。


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電動ミシンの場合、通電しても動かないといった症状の原因は、メインモーター及びフットコントローラーの経年劣化による通電不良が考えられます。
今回はメインモータに不良を確認した為、メインモーター、フットコントローラーいずれも新品に交換します。

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クリーニングする前の上部、下部の画像です。
60年を経過したミシンですが、ホコリや汚れは少ないと感じます。


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土台のケース部です。足ゴムが1箇所だけになっていた為、ミシンを置いた時に不安定でした。


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こちらは下糸巻機構です。
通常、旧型の機種は下糸巻きをする際、プーリー内側のツマミを緩めて糸巻きをする仕様が一般的ですが、
この機種では本縫い/糸巻きの切り替えが、自動切換え仕様となっておりました。


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外装部品を全て取り外します。


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上部の鉄棒クランク周辺は、油分や付着物も少なくきれいな状態でしたが、プーリー周辺は洗浄剤を何度注入しても
繰り返し汚れが出てくる状態でした。長年の使用に伴う蓄積汚れが付着していると考えられます。
下側は油分、付着物いずれも少ない状態でした。


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クリーニングが完了した後の画像です。

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上部


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下部、各部に注油及びグリスアップします。


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こちらはフットコントローラーのターミナル部です。
ランプの配線に錆が出ていた為、配線を切断し、酸化の少ない部分にハンダを丸形に盛り付け、
ネジでターミナルに固定します。

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モーターベルトも交換が必要な状態です。
左側が元のベルト、右側が新しいベルトです。経年劣化よる変色が見られます。
※現在流通しているモーターベルトは再生素材を使用している為、経年劣化も早くなると考えられます。
10年位を目安に交換することをお勧めします。


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土台のケースに生じたヒビ割れを補修し、汎用品の足ゴムを4個取付けます。


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こちらは針板の画像です。針落ち穴の縁に針傷は見られませんでしたが、外周の針傷を研磨して糸が引っ掛からないよう処置します。


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針釜隙間を調整し、その後試縫いテストを行います。60年以上前のミシンですが、良好な縫い上がりです。


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内部及び外装の洗浄クリーニング、劣化部品の交換、各部点検、固定ネジ増し締め、グリスアップ、試縫いなどを行い、オーバーホール完了しました。   
※このモデルは駆動部に樹脂製ギヤーを使用していないことから、半永久的に使えるモデルと言えます。
旧型のミシンでも総クリーニングや調整及び整備をすることで、まだまだ現役で使用できますので、旧型のミシンをお持ちの方は当店へご相談ください。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
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2023 07 01 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


SINGERミシン・モデル936、シンガーミシン モナミ  モナミ・ヌウ、ルミナ、ヴィバーチェ、リル モニカ、モニカピクシー、VIVACE

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当石黒です。
今回はシンガーミシン・モデル936の修理、オーバーホールを行います。


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このシンガーミシンは40年以上前のモデルですが内釜にボビンを入れたままボビンに下糸が巻ける「マジックボビン仕様」です。
故障個所は全体的に動きが重い、電源差し込み口が固定しない、動くとの事です
早速、分解してみます。


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外装部を全て外します。


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下軸部・釜ギヤー側です。ギヤー割れやクラッグはありませんでしたが駆動ギヤーのグリスの硬化、ガム状になっています。

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下軸部・メインモーター側です。 メインモーターは3か所固定ですがゴム素材を使ったラバーマウント部が経年劣化により固定できていない状態です。

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メインモーターを外すとこのように茶色の粉の付着はありますがラバーマウントは跡形もありません。


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上軸部です。全体的に痛みは少ないようです。

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クリーニング後の全体画像です。


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下部・モーター側クリーニング後、メインモーターの固定穴に適したゴム材と加工、マウント固定後の画像です。
しっかり固定されました。※純正部品の供給不可のため当社保有のリサイクル部品から調達しました。


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上下部、各部注油/グリスアップします。


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こちらがマジックボビンです。
手前左側のレバーを左にスライドさせると下糸巻きモードに切り替わります。
テストでは下糸巻きができました。 


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試縫いテスト・・40年以上前のミシンですが縫い上がり、運転音も良好です。


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劣化部品の交換。駆動部の半固着除去、糸絡み除去、各部点検、固定ネジの増し締め、注油/グリスアップ、試縫いなど全て完了しました。 20年から40年前のミシンでもギヤー割れが無い限りクリーニングや汎用部品交換でまだまだ使えるミシンがたくさん有ると思います。旧ミシンをお持ちで調子が悪い方は当店へ相談ください。


使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
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2021 12 02 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


シンガー職業用ミシン LW103S(修理・オーバーホール) ブラザーヌーベル ヌーベルクチュール JUKI シュプール TL90 TL96 TL98 TL25 TL30 SL300EX 

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当、郡司です

今回は、シンガー職業用ミシン LW103Sの修理・オーバーホールです。


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ランプは点灯するがモーターが回転しないとの相談でお送いただきました。


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通電されているのにモーターが回転しない原因としてメインモーター、フットコントローラーの不良が考えられます。
テスターで検査した結果、メインモーターが原因でフットコントローラーに負荷はかかり、破損したことが解りました。 この場合はメインモーターとフットコントローラーの2つの交換が必要ですが既に純正品の供給が切れているため汎用部品を使い回復させます。
左側がシンガー純正のメインモーター、右側が職業用対応の汎用モーターYDK YM61です。


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モーターベルトもメーカー機種によって異なりシンガーLW103SはXL用シンクロプーリの交換が必要です。


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プーリ交換後


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メインモーターの固定板に汎用モーターの固定ネジ位置に穴を2箇所開けて固定します。 ※固定板の微調整幅が狭いためベルトの張りを考慮した位置で穴を開けないと上手く固定できない事も有りえます。


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フットコントローラーの差し込み口配線はON/OFF電源スイッチを使わず、コネクターを差し込んで通電する単純配線にしました。


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固定板に穴を開けてフットコントローラーの差し込み口を固定。


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各部点検、試縫いを行い完了です。
今回、ブラザーTA3-B625 B626 B627 用として販売されている汎用パーツを利用して回復させましたがミシン自体のオーバーホールを含め専門店で加工される事をお勧めします。


使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーダイヤル)
FAX : 03-3329-5567
修理問い合わせはこちら

2016 02 23 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


JUKIロックミシン MO-334D 【修理、オーバーホール】 MO252 MO522 MO113 MO114D MO333 MO344D

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当の角屋です

今回は、JUKIロックミシン MO-334Dの修理、オーバーホールです。


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縫製中に急停止、ランプは点灯するがフットコントローラーを踏んでもモーターが動かない状態。


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外装を分解します。


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モーターカーボンは消耗しスプリングのみの状態でした。


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下側が新品のモーターカーボンです。片側のカーボンは数ミリ有りましたがほぼ消耗していました。


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各部クリーニングします。


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クリーニング後、ギヤー部はグリスアップ、可動部には注油をします。 


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糸調子数字(5)標準位置で綺麗にオーバーロックができるよう引張力調整を行います。


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ロックミシンの引張力調整は微妙な調整が必要なので試縫いも多く行います。


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調整後の縫い目です。


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上メス交換、各部点検を行い完了です。 今回のMO-334Dの外装部はオールプラスチック製のため経年劣化により変色が見られましたが内部機構の動きも良く、まだまだ使いそうなロックミシンでした。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2016 02 06 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザー電動ミシン HL2-B254【修理とオーバーホールブラザー】ブラザーミシン修理 B254  コンパルDX751 コンパルエース760 オーパス8 820  コンパルエース765 コンパルエース766 オーパス8 821 

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当、角屋です
今回は、ブラザー電動ミシン HL2-B254の修理とオーバーホールです。


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当店へメールでの不具合相談で久しぶりに使用したら針が全く上下しないとの事でお送りいただきました。


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早速、中釜から分解、内部に劣化したミシン糸の固着があります。


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針板を外した送り歯です。 長年のゴミが送り歯の隙間に詰まっている状態です。


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下軸部です。 全体的には錆、ゴミは少ないようです。


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メインモーターも含め外装部を分解します。


DSCF2681.jpg

上糸調子部です。 全て分解し、クリーニングします。


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モーターベルトです。 上が新品、下が劣化したベルトです。劣化したベルトは触るとボロボロと粉状になりますので定期的に交換します。


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押さえ金と針板です。 針板の針落ち穴に針傷がありますので研磨します。


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下糸巻きのゴム輪交換後、自動停止位置調整をします。


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各部点検、縫いテストをして終了です。
今回の不具合は中釜部の糸絡みが原因でした。30年以上前のモデルとしては錆や腐食も無く、今後についても定期的にメンテナンスを行えば何十年も使えると思います。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
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2016 01 18 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャガー電動ミシン メイトF-3 MATE F-3 【修理・オーバーホール】 メイト495 ベルベット2 3050 MT303メイトマーク2 2510 JS690 CD2203 CD2202 CF3104

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当、角屋です

今回は、ジャガー電動ミシン メイトF-3の修理、オーバーホールです。


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電話からの修理相談で、縫い模様選択ができない、運転音がうるさいとの事でお送りいただきました。


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外装のクリーニングから始めます。


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釜ギヤー部です。グリスの変色は少ないですが劣化していますので除去します。


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運転音のうるさい原因はギヤーダウン部、中間ギヤーの油切れでした。中間ギヤーを分解、クリーニングをします。


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クリーニング後


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各部、注油、グリスアップをします。


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下糸巻きゴム輪も交換します。


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針板に針傷が多々あるので傷を研磨します。

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傷研磨後の画像です。細かい目の板ヤスリを使い、深い傷のみ研磨しました。


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各部点検、各模様の試縫いを行い完了です。

メイトF-3の内部部品は丈夫素材(金属製)多々使っていますので点検次第では今後、20年位は使えそうです。
20年以上前の旧ミシンは定期的にミシン油やグリスを塗ることで調子良く、縫うことができます。 古いミシンをお持ちの方で点検や注油等をされていない方は是非、オーバーホールをお勧めします。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2015 12 25 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


JUKIコンピューターミシン HZL-7600 【修理、オーバーホール】AT-1100 AT2800 AT3800 AT740 AT800 AT5800 AT5800N HZL-9900 HZL-9500 HZL-4800

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当の郡司です
今回は、JUKIコンピューターミシン HZL-7600の修理です。


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JUKIコンピューターミシン HZL-7600は1996年前後のモデルです。店舗から不具合の相談でミシン針が釜にぶつかり縫えない、面板を無理に開けたら固定棒が折れてしまって面板が固定できない状態。 修理とオーバーホールを行います。


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面板の背面部です。右側、面板のマイナスネジを緩めると簡単に面板が外れますが固定棒が折れて面板側に付いている状態。

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ネジ目が根元から折れていますのでどう加工するか考えます。


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ミシン針を下げますと外釜の外周部の針先が当たる、針釜タイミング不良です。


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外装を分解し、洗浄します。


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内部もゴミや酸化グリスをクリーニングします。


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針釜タイミング調整をします。釜剣先がミシン針の針穴より上位置に微調整します。


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各部、注油、グリルを注入します。


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面板固定用のネジ目を立てるためミシン本体の折れているネジをルーター研磨します。


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穴開け後、タップを切り、ネジを固定して汎用します。


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各部点検、各模様の試縫いを行い、完了です。

今回、面板部に破損がありましたが汎用した修理で対応できました。ご自身で点検や掃除をする際は説明書等を参考にして行うことをお勧めします。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2015 12 21 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザー修理技術講習会

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当の郡司です。

今回、初めてブラザーミシンの最新モデル コンパル900、700シリーズの技術講習会に参加しました。目的としては特約店限定で個人経営のブラザーショップや大手特約店でのアフターサービス力の向上と最新モデルでの正確な調整方法などマスターすることです。


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早速初めます。使用したミシンは新商品のコンパル900です。


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まずは、補助テーブル・フリーアームカバー・面板を外すところから始まります。

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前面/背面外装カバーのツメに気を付けながら剥がし、メインフレームが見えるようにします。


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こちらは背面から見たものです。


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底板を外した後は倒して作業します。
分解作業を行った後、お昼休みを挟んで、午後からは再び元の状態にするために、組立と調整を行いました


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結束バンドをリッパーで切った箇所は結束バンドで再び結び、リード線を正確に元あった電子基板に付け直して、分解の手順とは逆に面板・メインフレーム&カバーなどをはめ込んでいきます。


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ミシンを正常に動作させるために、針棒や針穴糸通しの高さ、また針隙左右差の調整、送り歯の高さ調整などを行った後、元の状態に戻し試運転をして、終了となりました。

今回は最新モデル、ブラザーコンパル900の分解手順を習いましたが配給された分解用のサービスマニュアルを見て復習したいと思います。当店は50年以上前の足踏みミシンから最新モデルまで正確かつ丁寧な修理ができます。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

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2015 11 28 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


シンガーコンピューターミシン メリットComputer7800 「E6エラー表示修理、オーバーホール(総点検)」 シンガーミシン修理 アプリコット singerミシン monami モナミ 

こんにちは! ミシン販売専門店の修理担当の角屋です
今回は、シンガーミシン コンピューター7800 Computer7800のE6エラー、作動不良の修理とオーバーホール(総点検)を行います。


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シンガー文字縫い内蔵コンピューターミシンのメリット(コンピューター7800)E6エラー表示が出て縫えない状態との電話相談でお送りいただきました。


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外装分解をし、原因を確認します。針棒の駆動部分が固着している状態でした。


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ステッピングモーター部もこのようにグリスが固まり動きが悪い状態です。


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針棒、針棒クランク他関連部品を分解、掃除を行います。


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外装も洗浄クリーニングしました。


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組立て後、仮試縫いをしましたが目飛びが出ました。 原因は、針釜隙間が広いため目飛びされていました。

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適正隙間に調整後の縫い目です。

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針板の針傷研磨、他点検、縫い模様全て試縫いを行い修理完了です。
今回のミシンは、各駆動部分の動きが悪く、メインモーターにも負担がある状態でした。
ミシンの動きが重い状態で使用されますと悪い部品以外の他部品にも負担がかかります。
縫った時、今までとは縫う感触、異音、エラー表示された時はそのまま使わずにミシン販売専門店へ相談することをお勧めします。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
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2015 11 26 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン修理 オーパス8 B821【オーバーホール】ブラザー修理 ペースセッター コンパル コンパルL ヌーベル修理 ヌーベルクチュール修理

こんにちは! ミシン販売専門店、修理担当の郡司です
今回は、ブラザーミシン オーパス8の修理、オーバーホール(総点検)を行います。


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お客様からの電話相談でミシンを購入されて30年以上経過、現在も順調に縫えていますが今後も大切に使いたいとのご希望が有り、オーバーホールのため当店へお送りいただきました。


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ボディーをオールクリーニング完了


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当時の基板には無数の電子部品が付いていて複雑な構造です。 エアーで隙間のほこりを除去します。


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タイミングベルトとモーターベルトです。 大きな劣化も無く、このまま使用できました。モーターベルトがトランスを避けるような三角的ベルトレイアウトになっています。 


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注油、グリスアップします。


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針釜隙間調整・・・低速や高速回転をさせてベストな針釜の隙間調整をします。


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ブロード地2枚重ねでの試縫いです。  縫い目は良好。


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電球、ボビンケースを交換しましたが機械的には現役で十分使用できるミシンでした。
1980年前後から1999年位までのモデルは耐久性があるモデルが多く発売されていました。
押し入れや物置に保管してあるミシンは1度、オーバーホール(総点検)をしましょう。

ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■マイミシン修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーダイヤル)
FAX : 03-3329-5567
メール問い合わせはこちら

2015 10 31 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン修理  CPS42【糸立て棒の陥没修理】CPS-42 PS202 PS205 MS201 A35 ブラザーミシン修理 ジャノメミシン修理 JUKIミシン修理 Elnaミシン  ステラtx修理 オーバーホール 

こんにちはミシン販売専門店、修理担当の角屋です
久々のブログです。これから定期的にブログ更新しますので見てください。


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お客様からの修理相談でミシンを使おうとしたら糸立て棒がミシン本体から引っ張り出せなとの故障でお送りいただきました。


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早速、拝見します。標準より1cm位は下糸巻軸が陥没して手で引っ張っても引き抜けない状態です。


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外装を外します。


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画像はぼけていますが糸立て棒が内部のプラスチック製の壁部に棒先が刺さっていましたので落下が原因の可能性も考えられます。


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ペンチで曲がった糸立て棒を外し新しい部品に交換します。


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正常な状態に直した糸立て棒の長さです。正常だと2㎝です。当店の保証期間中でしたので今回は無償修理で対応致しました。
糸立て棒に強い力で物が当たったり、ミシンの落下等、かなりの衝撃が無いとこのような状態にはならないと思います。 糸立て棒が曲がっている可能性がある場合には無理に引っ張ろうとするとミシン本体の破損に繋がることもございますので、専門店での回復修理をお勧めします。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理、オーバーホールの問い合わせ先
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2015 10 20 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシンPC8000の天びんシャッターについて

こんにちはミシン販売専門店、修理担当の早乙女です
今回はブラザーコンピューターミシンPC8000の天びんシャッターについて掲載します。
何らかの原因で天びんシャッターがボディーに引っ掛かり、押さえレバーを下げても、
スタートボタンが赤色で点灯し、天びんシャッターが閉じないとの問い合わせ、修理依頼があります。
下記、症状でしたらご自身で解消可能なので症状を確認してみてください。


天びんシャッター付きタイプの正常な状態
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押さえが上がっている場合・・・スタートボタンの色は赤色で天びんシャッターが
開いている状態


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押さえが下がっている場合・・・スタートボタンの色は緑色で天びんシャッターが
閉じている状態


天びんシャッター付きタイプの不正常な状態

20101220_5.jpg
20101220_6.jpg

この様に天びんシャッターがボディーに引っ掛かり、押さえレバーを下げても
スタートボタンは赤色が点灯する場合があります。
押さえが下がっているのにスタートボタンの色は赤色で天びんシャッターが
開いている状態ですと液晶画面に押さえを下げて下さいの表示やピピピと音が鳴ったりします


解消方法
20101220_7.jpg

ミシン本体、右裏側の+ネジをドライバーでゆるめる。


20101220_8.jpg

次にカバーを少し開ければ天びんシャッターは勝手に戻り完了です。
簡単です!!


ボディーとシャッターの隙間が少ないのが原因なのかは不明ですが何件は
電話にて説明しましたが営業時間内のみの対応となる為 写真掲載しました。
※この症状の方は修理依頼する前にお試しください。

2010 12 20 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャノメコンピューターミシンセンサークラフト7100の点検

こんにちは!ミシン販売専門店、修理担当の早乙女です
今回は、ジャノメコンピューターミシンセンサークラフト7100です。
お客様からの問い合わせで長期間、使用されていなかったのでオーバーホールの依頼が有り、預かりました。


7100_1.jpg
ジャノメのセンサークラフト7100は、20年以上前のモデルとなり当時はコンピューターが高価な時代でしたので20万円以上された機種かと思います。


7100_2.jpg
点検の為 早速分解、全体的の状態良好、グリスの酸化により変色以外、プラスチック部品の劣化等は特にありませんでした。

7100_5.jpg
基板、駆動系、上糸調子バネについても状態良好でしたので洗浄し、ほこりや付着物を除去しました。

7100_6.jpg
外装をクリーニングすると非常に綺麗になりました。


7100_7.jpg
グリスアップ、注油、各部点検、モーターのカーボン量、各模様を試縫いし、点検完了です。


今回のセンサークラフト7100はベストな状態で保管されていましたので20年以上経過されても縫う事ができました。
保管環境によっては即、錆や腐食が発生し調子悪くなる場所も有ります。
ミシンや家電製品は湿気の少ない場所での保管をお勧めします。

2010 12 10 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャガーCC-1101の修理

こんにちは修理担当の早乙女です。
今回は、お客様から厚地を縫っていたら急に糸が絡み、
再度縫い始めたら目とびがするとの問い合わせが有り、
早速お送りいただきました。

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2010 08 28 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (2) | トラックバック (0)


JUKI修理技術研修

こんにちは修理担当の古内です。
今日も熱くて溶けそうです。
JUKI株式会社主催の修理技術講習会を当社へ出張いただき行いました。

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2010 08 21 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン・CPS-41の故障

こんにちは修理担当の早乙女です。
今日も熱い一日でしたね!夏バテ気味です

今回は、下糸巻き軸が折れてしまい下糸巻きができない
との事でしたのでお預かりしました。

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2010 08 06 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャノメミシン・JP500の故障

修理担当の古内です。
サッカーのワールドカップ日本代表が今日の夜中に決勝
トーナメント進出かけての大一番です。
引き分け以上でOKなので、みんなでお応援しましょう!
今回の修理は、ジャノメ・コンピューターミシンJP500です。

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2010 06 24 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


JUKIミシン・HZL-T470の故障

こんにちは、修理担当の早乙女です。
サッカーのワールドカップ初戦、日本が勝利!頑張りましたね!
私も修理頑張ります。
今回の修理は、JUKI・自動糸切り付きコンピューターミシンです。


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2010 06 17 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャガーミシン・CC1101の故障

こんにちは、修理担当の古内です。
サッカーのワールドカップがいよいよ開幕ですね。
寝不足な日が続きそうですが修理は、フルに頑張ります!

今回の修理は、ジャガー・CC1101コンピューターミシンです。
低価格機種としては、以外に良く縫えるミシンです。

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2010 06 10 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン・P5000の故障

こんにちは、修理担当の早乙女です。
今回の修理は、ブラザー刺繍機能付きコンピューターミシンです。

お客様より布地が送れないとの電話問い合わせが有り、
色々確認したところ、送り歯が下がった状態の為 
縫えない事が解りました。

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2010 06 03 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャノメミシン・MP-800の故障

こんにちは、修理担当の早乙女です。
今回の修理は、ジャノメコンピューターミシンです。

お客様の話しによると針板のキズで布がひっかかりうまく
縫えないとの事です。

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2010 05 27 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン・イノヴィスC61の故障

こんにちは、修理担当の古内です。

今回の修理は、お客様から糸通しができないとのご連絡をいただき、
電話では状態が不明の為 お送りいただきました。

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2010 05 20 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


衣縫人・2本針4本糸ロックミシンの故障

こんにちは、修理担当の早乙女です。
今日は青空でしたが5月にしては寒い日でしたね!

今回の修理は、2本針4本糸ロックミシンです。
お客様の話しによるとの針側の糸調子がうまく合わないとの事です。

続きを読む "衣縫人・2本針4本糸ロックミシンの故障"

2010 05 13 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン・MS201の故障

こんにちは、修理担当の古内です。 
ゴールデンウイーク中は最高の天気でしたね!
今日も修理、頑張ります。

今回の修理ミシンは、購入して即、上糸が引き込まれてしまったが、
どうしたらいいでしょう?
と、質問の電話があったミシンです。すぐ止めて糸をはずして下さい。
と、伝えた所糸がはずせないとの事でしたのでお預かりしました。

続きを読む "ブラザーミシン・MS201の故障"

2010 05 06 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ブラザーミシン・PS50の故障

こんにちは、修理担当の早乙女です。 今回から修理関連の
ブログを定期的に修理スタッフで更新したいと思います。

今回の修理ミシンは、コンパクト系ミシンです。
お客様の話しによるとモーターの回転音はするが動かないとの事!

続きを読む "ブラザーミシン・PS50の故障"

2010 04 30 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


PC8000の文字縫い機能は、刺しゅうミシンと違うの?

さて、入園入学の時期を来年に控え、入園ミシンとして人気のPC-8000ですが、人気の秘密はなにかご存知でしょうか?

入園グッズには必要になるネーム入れですが、通常の家庭用ミシンですと、文字縫い機能は有りません。
それを解消したのが、PC8000の魅力の1つである「文字縫い機能」!!

今回は、その「文字縫い機能」 を詳しく解説いたします!

続きを読む "PC8000の文字縫い機能は、刺しゅうミシンと違うの?"

2009 12 12 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)




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