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裾上げ

今回は、ジーンズやチノパンの裾上げをご紹介します。
お店で買ったときに裾上げのサービスをしてくれる場合もありますが、
持ち帰って一度洗うと、お店で測ったときよりも丈が短い!なんていう
経験はないでしょうか。

既製品の洋服は、一度洗うと目が詰まって縮みます。
多いときでは5mm~1cmも縮んでしまうことがあります。
そのような時は、買ったその場で裾上げをしてもらうよりも、
一度洗ってから裾上げしたほうがいいですよね。

コツを知っていれば、ご家庭でもカンタンにできますので、
是非やってみてください。

ミシンの購入を考えているお客様から、
「このミシンは裾上げができますか?」という質問を
多く受けますが、
実は、裾上げはミシンのパワーや機能というより、
やり方次第です。

裾上げで大変なのは、生地が重なって厚くなったところの山を
なかなか越えられないことです。


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そのまま三つ折をすると、一番厚い部分は生地9枚分の厚みになります。
これでは大変なので、耳の部分を折り返し一回分くらい切ります。


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2枚分厚みが減るので、縫いやすくなります。
更にアイロンでなめすとより縫いやすくなります。

余談ですが、ジーンズショップ等で木槌を叩く音を聞いたことはありませんか?
あれは、裾をなめしている音です。
ショップでは生地を切り取るような裏技は使わずに、
木槌で分厚い部分をなめして縫うのです。

あとは三つ折をして縫うだけです。

たったこれだけの工夫ですが、
厚みが減る分とても縫いやすくなりますよ。


《更に縫いやすくするコツ》

①縫い目の長さは最低3~3.5ミリが適正です。
  susoage7.gif

②山の上から縫い始めたほうが、スムーズに縫えます。
  
  susoage5.gif

③裾の内側から縫い始めたほうが、縫い始め・縫い終わりの処理が目立ちません。
  
  susoage6.gif


④押え固定ピン付きのミシンの場合、段差の処理が簡単になるので、必ず使用してください。
  osaekotei.jpg
 (押えの先が上がらないように固定するピンです)


是非一度試してみてくださいね。

投稿者 yamamoto : 2008年05月31日 10:00

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