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入園入学で使いやすいミシンの選び方は?

ミシンを使うのは久しぶり、学生時代に少しだけ使った事があるだけ!という方は多いと思います。

テレビショッピングや通信販売、ネットでも購入できる時代ですが、ミシンに限りませんが、実際に使用した経験が少ないと、掲載されている情報だけでは、買ってしまってから「あれ~?」と後悔してしまうかもしれません。

そこで、ミシン専門店として、ミシン選びのポイントをいくつか挙げさせていただきますので、ご参考にしてください!

■コンパクトミシン? それともフルサイズミシン?

初めてのミシンの購入だから、お手ごろな価格のコンパクトミシンを・・・とお考えの方もいらっしゃるようですが、初心者の方だからこそ、モーターのパワー、操作性、縫い易さなどからフルサイズのコンピュータミシンをおすすめします。

ミシンを使う際 不安の1つが糸調子です。

家庭用ミシンには上糸と下糸が有り、糸の張り具合を調節しているのが糸調子部分となります。

低価格ミシンは上下糸手動式(垂直半回転釜)、下糸は自動、上糸が手動式(水平全回転釜)、最上級はオートテンション(自動糸調子・水平全回転釜)が有ります。

使い易いフルサイズミシンはオートテンション(自動糸調子)なので生地の厚さ等による糸調節が不要なのではじめ使用されても以外に簡単に縫えましたなどの声もよく聞きます。

フルサイズミシンの重さ7,0kg以上有りますので縫っている時の安定感がまったく違います。

コンパクトミシンは持ち運びしやすかったり、収納性は良かったりしますが、低価格である分、フルサイズミシンに比べ機能を省略されていますので、メインとなる縫い模様は直線縫いですが直線縫いも縫い目の長さが模様ダイヤル内に2種類位、固定の縫い目長さが有り、薄地は細かい縫い目、厚地は粗い縫い目で縫う事になります。

このような仕様にミシンが縫い目長さも含め微調節不可能となります。

他ボタン穴かがりも手動4工程式だったりと、初心者の方には、かなり手間がかかります。

当然ですが低価格であるとうことは、価格に見合った最小限の機能のみとなりますので、ある程度ミシンの経験がある方が、壊れたから買い替えたいという場合に向いています。

また、ミシンは頻繁に買い替えるものではありません。1回購入したら、5年~10年くらいは使いたいですよね。

コンパクトミシンは、部品自体も軽量化するため、耐久性が劣るものである場合が多いので、フルサイズミシンに比べ、故障率も高くなります。

やはり初心者の方は、エラーメッセージが出るもの、糸通しが楽なもの、自動糸調子が付いているものなど、すぐにお使いいただけるような使い易いフルサイズミシンの方が、安定感もパワーもあり、安定したキレイな縫い目でトラブルも少なく仕上げる事ができるので、簡単にソーイングが楽しむことができ、「また作ってみたい♪」という気持ちにもなりますので、おすすめです。

入園入学のレッスンバックなどの持ち手のところを縫う時ですが、本体の生地の素材、持ち手の素材にもよりますが、縫い代と持ち手が重なると、結構な厚みになります。

コンパクトミシンは、モーターが小さいため、厚地は縫いにくいです。よくコンパクトミシンでも縫えますよという声も聞きますが、それはミシンの使い方を熟知している方が縫う場合が多いです。
一見簡単そうに見えるコンパクトミシンは使って見ると、安定感がないのでミシンが動いてしまいます。
しかも、厚い生地や硬い生地をスムーズに縫うパワーが欠けるので「針折れ」や「糸がらみ」等のトラブルが起こりやすいです。

この点からも、初心者でも、持ち手がスムーズに縫えるくらい厚地も縫うことができるフルサイズミシンをおすすめします。

価格はともかくコンパクト系のミシンがいいなぁという方は、縫い目長さ、振り幅調節可な上級コンパクトミシンも有ります。

上級コンパクトミシンとは、縫い目長さ、振り幅調節可、ワイドテーブル、硬質収納ケース付き等、フルサイズミシン同様に装備、機能が付いた機種となります。


次回は、「刺しゅう機能付きミシンと実用縫いミシンはどちらがおすすめ?」について、アップ予定ですので、お楽しみに!!

投稿者 imade : 2010年01月16日 18:53

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