②家庭用ミシンの縫い上がりについて(ジグザグ縫い編)こんにちは! ミシン販売専門店、修理担当の石黒です。 ジグザグ縫いで布地の真ん中が縮んでしまう、裏側の縫い目の糸調子が合わないといったお問い合わせが多く、中には以前使っていた家庭用ミシンではそんなことは無かったという声もあります。
現在主流となっている家庭用ミシン(水平釜仕様)では、内釜にある板バネによって下糸の張力が固定されています。そのため布地の厚さや素材により、上下の糸調子が合っていないようにも見えてしまいます。
ボビンケース仕様(垂直釜)は、ボビンケースの板バネのネジを左右に回す事で下糸の張力調整が可能でしたが・・・ 内釜仕様(水平釜)では、メーカーで決められた張力(引く重さ 15g 前後)で使うため、下糸側の調整ができない仕様となっています。 正常な縫い上がりと縫い模様に適さない縫い上がりを検証しましたので、ご自身の縫い上がりと比較、確認してみてください。
素材:デニム地 2 枚重ね(縦地方向) 1. 正常な縫い上がり表面(縦地方向) 表面 ①ブラザーミシン、②ジャノメミシン、③JUKI ミシン、3 機種のジグザグ縫いです。
裏面
水平釜仕様は、どのメーカーも縫い締まりを考慮した張力設定のため、上糸に比べて下糸の張力が強くなっています。そのため裏面が Y の字のような縫い上がりになります。
裏面はさらに縫い崩れが目立つ状態です。
左側から、手動で強め 3、2、1 の順です。 ※1 あくまでも参考画像となり、布質や素材により縫い上がりが異なる場合もあります。 ご自身で検証される場合は メーカー検査基準ミシン糸(フジックス・シャッペスパン 60 番)を使い、縫い上がりを確認してみてください。 ご使用されているミシンの調子が悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口までお気軽にご相談ください! 使っているミシンの調子が悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールをお考えの方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください! ■ミシン販売専門店、修理のお問い合わせ先 投稿者 saotome : 2021年08月05日 12:01 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: コメントこのページへのご意見、ご感想、ご要望などコメントをお願い致します。 |
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