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職業用ミシンボタンホール器(ブラザーB6TA)の不具合改善方法

こんにちは!ミシンの病院、助手の松村です。
最近、職業用ミシン購入のお客様より、「ボタンホール器が動かない」
「購入時は上部のダイヤルを回すと前方の四角い枠が動いたが、ダイヤルを回しても四角い枠が動かなくなった」「ダイヤルが回らなくなった」といったボタンホール器の不具合相談が多く寄せられております。

職業用ミシンのボタンホール器はミシンとは異なり保証の対象外となり修理される場合は有料での対応になりますが、大体はご自身で直すことが出来るのですが、お電話でのご案内では上手く伝わらないケースが多く有りますので、今回はミシンではないですがご自身で出来る職業用ボタンホール器(ブラザーB6TA)の改善方法をご案内致します。
わかりやすいように、本体のカバーを付けた状態とカバーを外した状態の写真を出していますが、皆さんは安易にカバーを外さない様お願いします。


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【不具合の原因】
ボタンホール器の不具合の多くは
本体から板駒を外した状態で上部のダイヤルを回してしまうことで中のギヤが外れ使用できない状態になる他、さらには正しく板駒を入れないでダイヤルを回し駒が外れなくなるといった不具合があります。
一度ギヤが外れてしまうと板駒を入れても中でカタカタ動いてしっかりはまらなくなります。

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駒を抜いた状態で上のダイヤルを回しますと前面の四角い枠がスカスカ前後するようになります。

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また、板駒を入れてダイヤルを回しますと駒引き板を差し込んでも駒が外れなくなりますので注意してください。

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【改善方法】
ボタンホール器の板駒差込口を覗き込み、板駒を水平になるようにして差し込みます。

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糸駒を入れましたら、戻らないように中の板駒を抑えた状態でダイヤルを回します。

このとき本体の先端も動きますので、テーブルの上などで固定された状態で駒を入れダイヤルを回しますと、カチッと板駒がギヤにはまる感触が有ります、ダイヤルを回し、中で板駒が奥に入ったり手前に来たりすれば元通り使用できます。

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コツをつかむと簡単に直せますので不具合が起きたときにはお試しください。


投稿者 saotome : 2019年10月08日 14:12

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