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JUKI 職業用ミシン・シュプールシリーズ・TLシリーズ25、30系、SL-280EX、300EX系の針棒糸掛け(針棒糸案内)の交換方法

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回は、JUKI 職業用ミシン・シュプールシリーズ・TL・シリーズ25、30系、SL-280EX、300EX系の針棒糸掛け(針棒糸案内)の交換方法を記事にします。


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ミシン針が付いている針止め部には上糸の糸道の1つ針棒糸掛け(針棒糸案内)があり、糸絡みや無理に布地を送った際、部品が折れる場合はあります。


針棒糸掛け(針棒糸案内)の役割
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ミシン針には糸をスムーズに縫い目がでるように糸溝があります。


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ミシン糸は溝に沿って布地に刺さる事で縫い目が安定します。
もし針棒糸掛けが無い場合にはミシン針の溝に糸が通過しないため、糸調子が不安定になったり、縫い目が乱れたりする恐れがあります。

針棒糸掛けの交換は順序や取り付けポイントさえ解れば、簡単に交換できる箇所なので作業工程を順に教えますので参考にしてください。


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最初にミシン針、糸通しフック(DX系のみ)を外します。


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針止め部の上にある針棒糸掛けの固定ネジ(―ネジ)を外します。


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外すと4個のパーツになります。
左から①針止め、②誤挿入防止板、③針棒糸掛け、④針棒糸掛け止めネジ
※品名はメーカーにより違いがあります。


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左側のaは、TL-25、30、25SP、30SP用、右側のbは、TL25DX、30DX用、つまり自動針穴通し付き仕様と自動針穴通しが無い仕様では針棒糸掛けは異なりますので注意してください。


取り付け順
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針止めの固定向きです。
内側の左手前に凸部はある方向が前側です。


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まずは針棒に針止めを取り付けます。


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誤挿入防止板を取り付けます。

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針棒糸掛けの順に取り付けて固定ネジで仮止めします。


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針棒糸掛けを固定しますが針止め金具と針棒糸掛け部がこのように上から下側に垂直の状態でネジ固定します。


正常な固定位置
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ミシン糸はミシン針の溝に沿っています。


固定ミス画像
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針棒糸掛け部が垂直ではなく、斜め状態で固定されています。


IMG_6776-1.jpg

針側の糸溝よりミシン糸が手前側になり、針棒糸掛けの役割が弱い事もあります。
正常な固定位置の画像を参考に針棒糸掛けを交換してみてください。


作業自体に自信がない方・目の悪い方はミシンショップやミシン専門店で回復修理されることをお勧めします。

投稿者 saotome : 2019年10月07日 11:25

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