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【ベビーロック製・エクシムプロ 職業用ミシン EP9600HL 自動針穴通しのトラブル対処方法】 エクシムプロ  ベビーロックHL針 エクシムHL針仕様 

こんにちは! ミシン販売専門店 1級縫製機械整備士の早乙女です。

ベビーロック エクシムプロ EP9600HL(平針/AH針仕様)には自動針穴通し機能が付いていますが針穴に糸が通らない、上手くできないなどの相談があります。


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ご自身で解消できる場合もありますので参考にしてください。


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準備品・・まずは新しいミシン針(平針/HA)交換します。太さは11番を使います。
※HA9番や丸針/DB11番はEP9600HLでは使えませんので注意。
糸通しフックは非常に薄くて小さい部分なので必ずルーペ(拡大鏡/虫めがね)で確認します、工具は細いプラスドライバーが必要です。
固定ネジ山はかなり小さいので100円ショップなどの精密ドライバーセットなどで対応可能。

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それでは確認してみます。
針棒を一番高い位置にして自動針穴通しレバーを下方向に下げます。

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次にレバーを右方向へ回転させます。

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下した状態で自動針通しフック(槍状)が針穴に貫通しているか確認します。
この時にルーペ(拡大鏡/虫めがね)で確認します
見えづらいですが糸通しフックは針穴に対し左側に曲がっています。

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正常なフック位置の画像です。
このように通しフック(槍状)が穴に貫通しているか?確認ください。

修正方法⓵
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EP9600の糸通しはフック位置を左右に調整できる固定ネジがあります。
細いプラスドライバーで固定ネジ反時計方向へ回し少し緩めます。

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次にフック固定板を左方向へ動かし、針通しフック(槍状)が針穴に貫通する位置まで移動させて固定ネジを締めます。 
※貫通しているかルーペ(拡大鏡/虫めがね)で見ます。
この作業で針穴に貫通していれば固定ネジを締めて完了です。


●フック固定板の動き・・・固定ネジを少し緩める 注意ネジを緩め過ぎると角ナットが外れます。
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一番左方向へ移動した場合・・裏面の角ナット位置

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一番右方向へ移動した場合・・裏面の角ナット位置


修正方法②フック固定板の左右調整範囲を超えている場合
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糸通しフックを外します。 
糸通しフックの白部分、両端を指で下方向に押すと糸通しフックが取れます。

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こちらの画像は正常なフック位置となります。 左右コの字金具
に対し、フックは少し左寄りの位置になります。

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このように左右金具内のフックが左側に曲がっている場合

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コの字金具左とフックの隙間にカッターナイフを根本まで差し込み、右方向へ曲げて直します。

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糸通しフックを軸に再固定します。 
フック穴に左右横溝がありますのでミシン本体の軸側の横棒をはめ込み上方向に強い力で差し込みます。

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貫通確認をします。 糸通しレバーを下げて、フックが貫通しているかルーペ(拡大鏡/虫めがね)で見ます。
まだ穴外にフックが反れている場合には再度、フックを外し補正してください。

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最後にミシン糸を通して通れば完了です。


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ご自身での回復ができない例
右側の画像は正常な糸通しフック位置です。
左側画像は糸通しフックが上方向へ曲り、コの字金具の下付近に見えていません。
この場合は交換が必要です。
EP9600HL系の糸通しフック(消耗部品)交換時、フック左右調をする場合もあります。
※フック正常な位置なのに回転位置では針穴に対しフックは上下位置ずれがある場合は修理/調整が必要となります。
販売店にご相談ください。

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2024 07 20 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)




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