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リッカーミシン・RW-6Eの修理・オーバーホール リッカーミシン修理 B3C B-3 B5 RFA-40 RFA-80 A303 A1000 RZ1600 RICCARミシン リッカーマイティ マイティ40 マイティ80 マイティ1000 マイティ777  

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はリッカーミシン・RW-6E型を修理・オーバーホールです。


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こちらは50年以上前のリッカーRW-6Eと言う直線専用ミシンです。
花嫁道具の1つとして長年愛用されているミシンが突然動かなくなってしまったとの事で、東京/杉並区のショールームに来店されました。
早速、作業をしてみます。

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こちらはクリーニング前の下側部分の写真となります。
汚れはそれなりにありますが錆は見受けられず、50年以上前のモデルとしては状態が良いと言えます。

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外装部品を全て取り外し、分解します。

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針板を外したところ、送り歯の隙間に大量の綿ゴミが付着していました。

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上部も状態は良く、多少のホコリが見受けられる程度です。

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上部の鉄棒クランク側は容易にクリーニングできましたが、
上部右側のプーリー・下糸巻き軸周辺には多くの汚れの付着しておりました。
蓄積汚れは洗浄剤を用いて全て取り除きます。

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下側部も、上部同様に洗浄剤を用いて蓄積汚れを全て除去します。

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外装から内部及び固定ネジも含め、全ての洗浄クリーニングが完了しました。


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上部の下糸巻き軸部分の画像です。
通常は、糸巻き軸の下側に取り付けられたゴム輪をプーリーの縁に接地させる事で回転させる構造が一般的ですが、こちらのモデルは糸巻き軸の下側のギヤーとプーリー側のギヤーが噛み合って回転させる珍しい構造となっております。


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各駆動部に注油・グリスアップします。

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釜部も綺麗に洗浄クリーニングできました。

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今回動かなくなってしまった原因はメインモーターの通電不良だった為、
メインモーター、モーターベルトを交換しました。


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従来、電動ミシンのスタート/ストップはフットコントローラー式が一般的ですが、こちらのミシンはけん盤型コントローラー式となっております。

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針板の針傷を研磨し、総点検を終えた後に試縫いテストを行いました。
50年以上前のミシンですが、縫い上がりも良好な状態と言えます。

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劣化部品の交換、内部及び外装の洗浄クリーニング、各部点検、注油、グリスアップ、固定ネジの増し締め、試縫いなど全ての作業が完了しました。   

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
修理問い合わせはこちら


2023 07 31 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)


ジャノメミシン・マリーナー366型 修理・オーバーホール トピア エクセル メモリークラフト ニューホーム センサークラフト プレール

こんにちは! ミシンの病院医院長、1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はジャノメミシン・マリーナー366型 修理・オーバーホールです。

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こちらのミシンは、60年以上前に発売されたジャノメ製の直線専用機です。
本来は作業台仕様のミシンですが、ポータブルミシンに改造されているようです。

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使用されている方は80才を超える方で、長く大切に使用されていたようですが、しばらくぶりに使用したところ、
ランプは点灯し通電するが動かないとの事でした。
早速、作業に取り掛かります。


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電動ミシンの場合、通電しても動かないといった症状の原因は、メインモーター及びフットコントローラーの経年劣化による通電不良が考えられます。
今回はメインモータに不良を確認した為、メインモーター、フットコントローラーいずれも新品に交換します。

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クリーニングする前の上部、下部の画像です。
60年を経過したミシンですが、ホコリや汚れは少ないと感じます。


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土台のケース部です。足ゴムが1箇所だけになっていた為、ミシンを置いた時に不安定でした。


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こちらは下糸巻機構です。
通常、旧型の機種は下糸巻きをする際、プーリー内側のツマミを緩めて糸巻きをする仕様が一般的ですが、
この機種では本縫い/糸巻きの切り替えが、自動切換え仕様となっておりました。


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外装部品を全て取り外します。


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上部の鉄棒クランク周辺は、油分や付着物も少なくきれいな状態でしたが、プーリー周辺は洗浄剤を何度注入しても
繰り返し汚れが出てくる状態でした。長年の使用に伴う蓄積汚れが付着していると考えられます。
下側は油分、付着物いずれも少ない状態でした。


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クリーニングが完了した後の画像です。

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上部


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下部、各部に注油及びグリスアップします。


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こちらはフットコントローラーのターミナル部です。
ランプの配線に錆が出ていた為、配線を切断し、酸化の少ない部分にハンダを丸形に盛り付け、
ネジでターミナルに固定します。

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モーターベルトも交換が必要な状態です。
左側が元のベルト、右側が新しいベルトです。経年劣化よる変色が見られます。
※現在流通しているモーターベルトは再生素材を使用している為、経年劣化も早くなると考えられます。
10年位を目安に交換することをお勧めします。


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土台のケースに生じたヒビ割れを補修し、汎用品の足ゴムを4個取付けます。


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こちらは針板の画像です。針落ち穴の縁に針傷は見られませんでしたが、外周の針傷を研磨して糸が引っ掛からないよう処置します。


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針釜隙間を調整し、その後試縫いテストを行います。60年以上前のミシンですが、良好な縫い上がりです。


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内部及び外装の洗浄クリーニング、劣化部品の交換、各部点検、固定ネジ増し締め、グリスアップ、試縫いなどを行い、オーバーホール完了しました。   
※このモデルは駆動部に樹脂製ギヤーを使用していないことから、半永久的に使えるモデルと言えます。
旧型のミシンでも総クリーニングや調整及び整備をすることで、まだまだ現役で使用できますので、旧型のミシンをお持ちの方は当店へご相談ください。

使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
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2023 07 01 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0)




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