【家庭用ミシン内釜の針傷について(水平釜仕様)】 内釜が浮き上がり縫えない、縫うと糸が絡む、糸が絡んだあとうまく縫えない、ガガガ音がして縫えない、エラー音・表示が出て使えないこんにちは! ミシン販売専門店 1級縫製機械整備士の早乙女です。 その原因の1つが内釜部分の針傷や破損です。 こちらが家庭用ミシンの新品の内釜組です。
このように内釜の外周部分に大きな針傷がある場合はミシン糸が傷部分に引っかかり糸絡みやエラー停止します。 ②釜の針傷例(要交換範囲) 外周の角状部に針が刺さった跡があります。
上矢印は針傷、下矢印は潰れ傷です。
外周より内側の針傷は紙ヤスリやカッターで穴部分を平に削れば回復可能な範囲となりますが針傷が原因で歪みが出た場合は要交換となります。 ※運転時、カタカタ音が出る場合は交換となります。 予想する内釜傷の原因
こちらが正常な内釜の取付け位置です。
こちらは内釜の凸と右側の釜止め金具の間に隙間があります。
内釜がズレたことで縫い始めると角状部に針が刺さり②釜の針傷例に当てはまります。 予想原因例 家庭用ミシンのはずみ車を手で回す方向は決まっています。
※内釜に傷が有る場合は早い時期に新品交換することをお勧めしますが内釜=消耗部品についてはメーカー保証期間内でも実費となります。
使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください! ■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先 2022 10 22 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0) |
【針板の針傷について・針板傷対処方法】 糸が切れる、糸調子が合わない、縫い目が浮く、、返し縫いをすると糸が切れる、ジグザグ縫いをすると糸が切れるこんにちは! ミシン販売専門店 1級縫製機械整備士の早乙女です。 針傷とは・・・針板の針が落ちる穴に針が下りず、針板の穴外周付近に針が当たり傷が発生します。 これは家庭用ミシンの針板部分です。
これは職業用ミシンの針板です。 ミシン針の撓り(しなり)により傷の箇所にも違いがあります。
使用工具
針板表面の針傷・・針落ち穴近くの針傷は平ヤスリ使い低い角度で削ぐように削ります。
針板表面の針傷・・削った跡の画像です。
針板穴縁の針傷・・針落ち穴に平面部は平ヤスリ、左右の丸カーブ部分は丸ヤスリ
研磨後の画像です。 左側が研磨後の針板、右側が新品の針板となります。
使っているミシンの調子悪く、お困りになった時やミシンの点検、オーバーホールを考えている方、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください! ■ミシン販売専門店、修理の問い合わせ先 2022 10 03 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0) |
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